シグマのDPシリーズは、『画質がすごくいい』ということで有名ですよね。
カメラが好きな人は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
もちろんHIDEもそのうちの1人で、長い間手に入れたいと思っていました。
しかし、購入をはばむ数々のネガティブな情報。
- 起動時間が遅い
- 操作性が悪い
- 背面画像が悪すぎる
- 電池の持ちが悪い
- 書き込み時間が長い
- オートフォーカスが遅い
画質以外のいいところがないのか!!
ところがこの悪い点をすべてがまんしてでも使いたいと思わせる画質を体感してみたいくなるのが、カメラ好きってもんで。
2019年9月に遅ればせながら、中古品を購入することができました。
4か月ほど使ったので、レビューと作例、購入するときの注意点をまとめました。
シグマ DP1xレビュー
とっても楽しいカメラだぜ!!
いろいろなネガティブな情報はありますが、実際使ってみると、使い勝手もそれほど悪くは感じませんでした。
HIDEが最近の機種を使っていないからなのでしょうか。
起動時間が遅い
これは遅いですね。
液晶画面には写りますが、操作ができません。
実はせっかちなHIDE、連続してボタンを押して失敗することがあります。
ちょっとの時間です、待ちましょう。
操作性
撮影モードは、ダイヤルで変えられのですぐにできます。
ロックはないので、カバンの中で変わっていないか確認してから撮影しましょう。
DP1xからは、『OS』ボタンが搭載されました。
このボタンとっても使いやすいです。
一度押すと『QS1』、もう一度押すと『QS2』が呼び出されます。
『QS1』での設定
・ISO感度
・ストロボ設定
・ホワイトバランス
・測光モード
『QS2』での設定
・画像サイズ
・カラーモード
・画質
・ドライブモード
これらを十字キーボタンの操作で変えることができます。
これより前の『DP1』『DP1s』には搭載されていないので、メニューを呼び出すなどの操作があるとちょっと手間かもしれません。
背面液晶画面
それほど悪いとは感じませんでした。
画像の拡大もできるので、ピントチェックも問題ありません。
もともとこのカメラは、撮影後のRAW現像を前提として考えていたので、どんな感じで写っているか確認できればそれで良しと思っていたので、気になりません。
電池について
100枚は撮れます。
そんなにバシバシ撮影するカメラでもありませんし。
ただ、予備バッテリーは必要です。
電池切れで撮れないのだけは避けましょう。
幸い、あまりかさばりませんし、購入しやすい価格だと思います。
書き込み時間
最近の機種と比べら、かなり長いと思います。
こんなもんだと、思うしかありませんね。
オートフォーカス
へへ。
悪くはありませんよ。
ただ、フォーカスポイントが中央寄りで9点しかないので、この点においては不便することがあります。
レビューのまとめ
DP1xから搭載された『OS』ボタンのおかげか、操作がシンプルでやりやすいです。
最近の機種のように、いろいろな機能もないので、特に迷うこともありません。
電池の持ちも良くはありませんが、じっくり構えて撮るカメラなので、ワンショットを大切に撮れば問題ありません。
作例
さすがAPS-Cサイズのセンサーだけあって、コンデジとは思えない写りです。
10年も前のカメラですが、今でも十分通用しますね。
RAW現像しているときも、イメージに近い色が出せます。
このカメラが癖になるのがわかります。
中古で購入するときの3つの注意点
1.内蔵電池が切れている
カメラの内蔵電池が切れているので、バッテリーを充電するたびに、日付が初期設定になります。
だから、充電のたびに、いちいち日付の設定をしなければなりません。
バッテリー充電後の日付がこれ。
10年も前のカメラだからとはいえ、毎回なので、勘弁してほしいっす。
設定するのを忘れると、日付での整理ができなくて困ります。
この点に関しては、購入前に要注意です。
2.カメラの設定ができないと楽しさ激減!
このカメラに限らず、シグマのデジカメに言えることですが、カメラの設定が自分で考えてできないと楽しさがわからないと思います。
今のカメラと比べて、操作性は悪いし、レスポンスは悪いし、ISO感度は、100に設定しておかないと、画質が悪くなるし。
ISO100の設定だと暗い場所だと、シャッタースピードが上がらないので、三脚が必要だったりします。
この辺を楽しめないと、使いづらいカメラになってしまうので、購入の際には注意が必要です。
3.RAW現像が必ず必要と覚悟するべし!
RAW現像が前提です。
現像ソフトは、SPP(Sigma Photo Pro)が付属されています。
ダウンロードもできます。
このソフトは、動きが重いうえに、ちょっと使いづらいですが、いつも使っている『Adobe Lightroom』よりいい感じに仕上げられます。
SPPだけでも十分ですが、微調整したいときは『tiff』に変換してから、Lightroomで仕上げることもあります。
いずれにしても、RAW現像が必要になります。
まとめ
カメラ好きには、たまらないカメラです。
撮影してるって感じが、すごく味わえます。
不便に感じることもあるけど、許せてしまえるカメラ。
こんなカメラあんまりないかもしれません。
日付の設定もめんどくさいけど、やっちゃうよーーーーー!!
このカメラ使いたいからね。
気になってるのなら、購入を強くおすすめします。
後悔はしないと思いますよ!!