『CANON EF400mm F5.6L USM』野鳥撮影でのレビューや作例

CANON EF400mm F5.6L USM

野鳥撮影をもっと楽しみたい―――――!!

そう思っている人は多いのではないでそうか。
きっとあなたもその一人なのでしょう。

楽しむためには必要なものがあります。
あなたがもっと楽しむために必要なものそれはずばり

超望遠レンズ!!

ではないでしょうか。
せっかく野鳥と出会うことができたのなら、

「少しでも大きくきれいに撮りたい!!」

そう思うことは自然なことです。
だからこそ超望遠レンズを手に入れたくなるのです。

実のところ、HIDEもなんとか手に入れたいとずっと思っていました。
そして、やっとの思いで手に入れたレンズがこれ!

『CANON EF400mm F5.6L USM』

このレンズの発売は、1993年と今から24年も前になりますが、その写りと扱いやすさは、そんな古さをこれっぽっちも感じさせないものがあります。

「そろそろリニューアルがあるんじゃないか?!」
そんな声をあざ笑うかのように、いまだにこのポジションを保っています。

どんなポジション??
ズバリ!!

手持ち撮影可能軽量超望遠お散歩レンズ!!

とは言い過ぎかもしれませんが、この焦点距離にしては軽量コンパクトであり、一日中野山を駆けずり回ってもへっちゃらです。
(個人差がありますので、その点ご了承ください。)

さて、前置きが長くなってしまいましたが、HIDEがこのレンズを入手してから、約1年半が過ぎようとしています。

ほぼ毎週末は野鳥撮影に出かけ、欠かさず持ち歩いているこのレンズをレビューしてみたいと思います。

もし、このレンズの購入を検討している人がいましたら、参考になればと思い、全力でレビューしていきます。

『CANON EF400mm F5.6L USM』での野鳥撮影

このレンズの購入を検討している人は、

・野鳥撮影
・航空機の撮影
・モータースポーツの撮影

など、被写体に動きがあり、かつ被写体までの距離が遠いものである場合が、多いのではないでしょうか。

HIDEのメインとしては、野鳥撮影になりますので、そこに特化してレビューをしていきたいと思います。

メリット

・APS-Cサイズの撮像素子で使用したときの焦点距離
・軽量コンパクト
・AF速度が速い
・レンズフードの機構が最高
・コストパフォーマンスが高い

APS-Cサイズの撮像素子で使用したときの焦点距離

キャノンのAPS-Cサイズの撮像素子のカメラを使用した場合は、35㎜版換算された焦点距離が1.6倍になります。
このレンズの場合は、400㎜×1.6=640㎜相当の焦点距離を得ることができます。

野鳥撮影において、焦点距離400㎜だと、ちょっと物足りなく感じます。
640㎜あると、かなり満足できるかと思います。

焦点距離に関しては、長ければ長いほどいいように感じますし、実際にもっと焦点距離が欲しいと思うことはあります。

しかし、焦点距離が長くなればなるほど、被写体をファインダーに入れることが難しくなりますし、手ぶれのリスクも増えますので、640㎜という焦点距離は、なかなかいいと思っています。

軽量コンパクト

この焦点距離とF5.6という、もうちょっと開放F値が明るいといいのにと思えるところが実は、軽量コンパクトを両立するためには、絶妙のところなのだと思います。

このレンズの重量は、1250gです。
持ち運ぶときには、さらにカメラ本体の重量が加わります。

HIDEは、『EOS 7D Mark II』を使用しています。
重量は、約910gになります。

カメラ本体とレンズを合わせると、約2160gになります。
数字だけ見るとかなり重そうですが、HIDEは1日首にかけて歩き回っても平気です。

「もうちょっといけるかな?」
とも思いますが、これより重くなるとへこたるかもしれません。

この重さに関しては、個人差があると思うので、自分でどれだけ耐えられそうか、見極めていただければと思います。

ただ、真上に近くなるような撮影姿勢だと、重さを急激に感じようになり、あっさりとへこたれることもあります。

AF速度が速い

野鳥撮影だけでなく動体撮影に関しては、重要な点になるかと思います。
ただ、この点に関しては、カメラ本体の影響もかなりあります。

実際、HIDEの購入当初は、『EOS 60D』で使用していました。
このときは、あまり速さを感じませんでした。

ところが、『EOS 7D Mark II』に変えてからは、速いと感じるようになりました。
また、AF精度も上がったように感じます。

ただ、『EF70-200mm F4L IS USM』も所有していますが、こちらの方がAFは速く感じます。
ここ最近は、このレンズの出番はあまりありませんが・・・

レンズフードの機構が最高

このレンズフードの機構はいいですね―――――!!
スッと伸ばして、くるっと回してロックで終わり。
伸ばした状態です。

しまうときも、くるっと回して、スッと引けばしまえて終わり。
しまった状態です。

なんて便利なんだ―――――!!

って思うこと間違いなし。
誰しも気に入ると思います。

もう、いちいち外して逆につけたりするのが、めんどくさく感じてしまいます。
人間一度便利に慣れるとだめですね。

コストパフォーマンスが高い

この焦点距離でこの重さ、持ち運びやすさであれば、持ち出す機会は多くなると思います。
もちろん、このレンズに合った撮影をする機会が多ければですが。

HIDEは、ほぼ毎週持ち出して撮影しています。
そして、この写りです。
すべて手持ち撮影でトリミングしています。

これが、14万~15万くらいで買えて、十分楽しいフォトライフを送ることができるので、
コストパフォーマンスは高いと思っています。

デメリット

・手ぶれ補正機構が非搭載である
・単焦点である

手ぶれ補正機構が非搭載である

この点に関しては、非常に残念です。
手持ち撮影においては、ファインダー内での像は常に動いています。
止まることはありません。

柵などに手をのせて、しっかりと固定することができる状態であればいいですが、そうでもない限りは、どうしても像は動いてしまいます。

三脚使えばいいじゃ―――――ん!!

って話ですが、散策型の撮影スタイルのHIDEは、三脚を持ち歩くのがめんどうなので、どうしても手持ちで撮影してしまいます。
ほかにも、散策型の人がいると思いますので、参考になればと思います。

手ぶれを防ぐには、シャッタースピードの設定が重要になります。
シャッタースピードの設定に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

⇒シャッタースピードの設定

単焦点である

単焦点であるのは、写りがいいという点ではメリットですが、今回はこの点を除いて、
デメリットになる点をあげてみました。

デメリットとなる場合は、野鳥がこちらが思っている以上に近くにきた場合です。
めったにあることではありませんが、木の下でじっとしていると、メジロやエナガ、シジュウカラなどは、思っている以上に近くにやってきてくれる場合があります。
このような場合には、うまくおさまりきれずに困る場合があります。

あとは、この焦点距離のまま、ファインダー内で被写体をとらえなければならないので、多少の慣れが必要になります。

ズームレンズであれば、広角側で被写体をとらえながら、望遠側にズームしていけば、ファインダー内に被写体をとらえ続けることができます。

しかし、単焦点の場合は、目で被写体を見つけてから、ファインダーをのぞくと、いきなり見える範囲が狭くなるので、被写体をとらえるのに苦労します。

とくに、夏で葉っぱが生い茂っている時期などは、どこを見ても同じように見えるので、被写体をファインダー内におさめるのが困難になります。
慣れれば問題ありませんが、最初は苦労するかと思います。

作例

すべて手持ち撮影でトリミングしています。

まとめ

HIDEがこのレンズを使い始めて、約1年半になりますが、その間に感じたことを
メリット、デメリットとして紹介させていただきました。

HIDEは、ほぼ毎週持ち出して撮影に行っています。
買って本当に良かったと思っています。

どんなにいいものであっても、使わなければ意味がありません。
購入を検討している方は、自分の撮影対象がはっきりしていれば、買っても後悔しないと思います。

迷っているだけでは、撮影チャンスはどんどん失われてしまします。
「これが撮りたい!!」

この思いがある人は、ぜひ購入して、フォトライフを楽しみましょう!!
HIDEの本気のレビューでした。
どうもありがとうございました。

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